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ANJINサミットを聴講しました。
持ち回りで,今回は3回目。平戸,伊東と開催して,次回は臼杵。
・基調講演「歴史の中の横須賀」
・日本総合研究所理事長 寺島実郎氏
・パネルディスカッション「三浦按針が現在(いま)に伝えたもの」
・コーディネーター 寺島実郎氏
・パネリストに徳川宗家18代当主 コ川恒孝氏,浄土寺住職 逸見道郎氏
按針については,既に学習していたので,特に新しいことはなかったが,寺島氏の,家康がいかに世界情勢を当時よく把握していたか,優れたグローバルな洞察力を持っていたという話は納得できる。家康のしたたかさは,アダムズとの最初の会見の時から,通訳のイエズス会宣教師の「早く彼を処刑した方が良い」という進言を,まずまともには受け取らなかったことからもよく分かる。
逸見住職は苗字をへんみと読み,もともと逸見はへんみと呼んでいたらしいことがわかる。按針がhenmiと発音できなかったから,という説には賛同しかねるが。さすがお坊さんは説教に慣れているのか,話はよどみなく非常に上手い。
徳川家当主の,学習院時代の話が非常に面白かった。彼の同級生たちは,徳川各家から来ており,また長州,薩摩の名だたる名家の出身者が多く,教室内では仇敵同士が仲良くしていたという。歴史の授業は,卒業までに近現代にまでは進まず,維新前で終わってしまうような授業運びだったそうで,学習院側の苦労も偲ばれる。(^_^;)
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